海外旅行中の病院利用、体験者からのアドバイス~海外旅行の病気、健康トラブルに関するアンケート調査第二弾~

海外ホテル予約サイト「ホテリスタ」のメルマガ会員の方で、海外旅行時の病院を利用したことのある方に「今後旅行される方へのアドバイス」をいただきました。そこにはリアルで具体的な声がぎっしり!ぜひ参考にしてください。

◆統計データはこちらをご覧ください。
「海外での急病、病院はどう探す?治療は?費用は?体験者の声~海外旅行の病気、健康トラブルに関するアンケート調査第二弾~」


最多アドバイスは、「とにかく保険には入ること!」

「何があるかわからないのが海外旅行」「保険に入っていた方が手続きがスムーズ」など、体験者のみなさまから「入っていて助かった!」というリアルな声が寄せられました。

◆「成田で直前に入った3千円の保険で200万近い保険料が支払われた。保険は大事!」(50代・女性)

◆「お守り代わりに是非加入をオススメします。私はこれで何度も助けられました。カードでは保障も限られるので、安心代だと思って必ず加入してから海外へ行ってます。」(40代・女性)

◆「私の場合軽く済みましたが、友人はタイでご主人が手術、入院となりましたが保険に加入していたこと、何かあった場合付き添いや迎えに行く人も保障されるものに入っていたので、日本にいた娘さんも保険でくることができたと言ってました。」(50代・女性)

◆「旅行の際、保険に入るか一瞬悩んだが、 しかし掛け捨てになると思いつつ直前で入った保険に大変助けられた(自費だったら100万円以上かかっていたはず)。 なので、無駄になるかもしれないが、保険には入っておくように。 病院行く前に保険会社に連絡して、保険会社から病院に直接医療費を払うシステムを使ったので、立て替えがなく手続き不要で助かった。 また確実に支払ってもらえるとスタッフ全員が治療前に知ったので、扱いがとても丁寧だった。」(40代・女性)

◆「海外旅行保険の方がキャッシュレス治療を受けることができたり、通訳のいる病院を紹介など便利だと思った。欧米では治療費も高額になるので、キャッシュレス治療が受けれる保険が良いと思う。」(40代・女性)

◆「子供は急な発熱はよくあることですので、保険に入って現地の病院を紹介してもらうのが絶対に安心です。日本人医師の場合も多いですし、病院までのタクシー代までカバーしてくれてありがたいです。 ホテルまで往診してくれる医師を紹介してくれたりもします。」(40代・女性)

◆「4針縫う外傷だったので、麻酔なども使って治療した(縫った)ので、日常会話の英会話では全く何を言っているかわからず、保険会社の通訳者がいて大変助かった。」(男性)

病院を利用する際に、覚えておきたい「ちょっとした注意」

自分で通訳を手配すると、保険でカバーされないケースもあるようです。

◆「たとえ日本語ができる人を知っていても、その人と通訳その他の手伝いの契約、報酬などを話し合うことはせずに、まずは契約保険会社に連絡、相談すること。連絡前に自分で契約してしまった件は保険会社は保険の対象外とするようです。=その分は自己負担になる。」(70代・男性)

「キャッシュレス」治療は、病院によっては後回しにされるリスクも。

◆「現地でキャッシュレス治療を申し出ると、具合の悪い状態のまま長時間待たされることになる&具合の悪いまま保険金請求書を記入させられるので、高額でない場合は、キャッシュレス治療は避けたほうが良い。また、保険会社のキャッシュレス提携病院でも、保険会社経由で診療予約をしなければ、キャッシュレス治療は使えないことが多いので要注意(ホテル経由で予約したら、キャッシュレス治療不可のことが多い)」(30代・男性)

保険には「入る」だけではなく、その保険の付帯サービスや提携病院、連絡先等を確認しておきましょう。

◆「事前に緊急時の連絡方法とサービスを確認しておくこと。 保険会社の連絡先や時間帯、通訳のサービス、病院の紹介、事故の場合は必ず警察でポリスレポートを貰わないといけないので、そのときのサポート等。」(40代・男性)

◆「カード付帯の旅行保険の場合、保険証がないので保険利用のしおりなどを取り寄せ、 旅先に持っていくとよい」(60代・女性)

意外と気付かない、薬に関する注意もあります。

◆「日本人の身体の大きさにあった薬の量を確認して処方してもらうのが重要だと思います。」(30代・女性)

◆「処方された薬を盲目的に飲んではいけません。日本にくらべてかなり強い薬が処方されます。」(60代・男性)

現地の病院や言葉など、「事前準備が大事」という声も多数

「日本語の通じる病院を調べておく」「症状を伝える英単語を調べておく」「常備薬を持っていく」など、事前準備に関するアドバイスも多数いただきました。やはり「備えあれば憂いなし」ですね。

◆「事前にガイドブックで病院の位置や日本語が通じるかどうか調べる。アジアの国々では日本人スタッフがいる病院がままあるがヨーロッパやアメリカなどはいないという前提で覚悟すること。」(60代・男性)

◆「子連れの場合は特に、宿泊施設の近くの病院とその診察時間を調べておくことをお勧めします。診療時間が日本より短いことが多いと思います。」(40代・女性)

◆「日本語が通じ、海外旅行保険が適用される病院をあらかじめ調べておいた方がいい。 あと行き方も。 病気になったときにどこに行っていいのか焦ってしまいます。」(30代・男性)

言葉の問題は、「病状を伝える単語だけでも調べておくと安心」

◆「英語はどの国の医者も理解できるはずなので、病院にいく前にスマホ等で症状を説明できる単語を調べ、メモ書きにして持っていくと良いです。既往歴のぶり返しとかだと、病名を教えるだけですぐ対処してくれる場合もあります。」(40代男性)

◆「現地語、少なくとも英語で簡単な医療用語はわかってるといい。アプリを用意していくとか。」(40代・女性)

◆「現地語が一番だろうが、昨今はDoctor達や病院事務担当さんたちはほぼ英語で大丈夫なので、英語で簡単な表現はやっておいた方がいい。飛行機の中で単語を高校生のようにやるのは結構有効」(60代・男性)

空港にある無料のガイドブックも、侮れないようです。

◆「空港に置いてあった日本語の現地ガイドブックをもらっていて、その中に日本語対応の病院の広告が載っていました。宿泊先から離れていましたが、大きな病院だったので日本語が話せるお医者さんと、外国人専用フロアのある病院で、一人でも安全で快適な入院生活でした。 良く空港に置いてあるチラシ的な物に助けられました。」(30代・女性)

何かあったら、「まずホテルのスタッフに頼ろう」。

海外で、頼りになるのはやっぱりホテル。自力で病院を探して移動するのは大変な時でも、まずはホテルスタッフに声をかければ、近くの病院を探してくれたり、ドクターを呼んでくれたりとケアをしてもらえます。

◆「海外旅行保険に加入しているなら、まずはホテルのコンシェルジュにヘルプを頼んだ方がよいと思います。ホテルの部屋まで車椅子を持ってきてくれて車椅子で移動できたので助かりました。」(50代・女性)

◆「困ったらホテルのスタッフに聞くのが一番です 小さな町だったので すぐに大学病院の救急室を紹介してもらいました」(50代・男性)

◆「ホテルのフロントでも病院は紹介してもらえます。保険会社提携の病院が近くに無くても大丈夫です。保険でタクシー代も出ました。」(50代・女性)

◆「それなりホテルであればよほど田舎で無い限り、ホテルドクターが提携しているのでフロントかコンシェルジュに依頼するほうが、良いドクターに的確な対応がしてもらえる」(50代・女性)

◆「アメリカでは救急車は有料です。ホテルスタッフさんにタクシーを呼んでもらい連絡をつけてもらうこと。」(40代・女性)

外出中に体調を崩した場合は、宿泊ホテルがわかるものが役立ちます。

◆「泊まっているホテルはどこかを聞かれてホテルカードを持っていてとても助かったので、携帯される事をおススメします^^」(50代・女性)

あんな苦労、こんな体験・・・リアルな体験談あれこれ!

日本とはそもそも勝手が違います。

◆「日本の病院と違って全部自分で決めなければいけません。例えば手術をするか、痛み止めの注射でいいのか、飲み薬でいいのか。手術をするなら部分麻酔がいいのか、全身麻酔にするのか。日本では担当の先生が決めてくださることを説明を聞いて自分で決めなければいけないので、戸惑うことが多いです。入院中の食事も何種類かある中から自分で選んで予約しなければいけないので、面倒でした。 治療についてはよく先生の説明を聞いて、わからなければ何度も繰り返し聞いて、納得することが大事です。」(60代・女性)

◆「あまりにも体調が悪すぎて、支払について聞く余裕も、考える余裕もなく、現場で現金の支払いを求められました。こういうことにならないために、保険に入っておくことと、どのように支払うのか事前にきちんと調べておいたほうが絶対にいい!40℃も熱があるので、ATMにお金をおろしに行かされたときは地獄でした。」(40代・女性)

◆「大都市以外は、日本語だけでなく(英語圏以外では)英語の通じる病院を探すのも大変です。歯の詰め物が取れただけでもマドリードまでの10日間以上、食事に苦労しました。大都市を離れる時は、体調管理に特に気を付けてください。」(50代・女性)

慣れていても、思わぬ怪我やトラブルに巻き込まれることも。

◆「クロスカントリーをしていて怪我をしました。 言葉の壁もなんとか乗り越えれましたが、複雑な症状だと説明不可能でした。スマホなどの自動通訳機能はあると便利と思います。 あと、保険は必ずはいるべきと痛感しました。」(40代・女性)

◆「シュノーケリング中に小さなサメのような魚?に手首を噛みつかれ10針ほど縫いました。何度も行っていて安心して過ごしていたところまさかこんな事になるとな思いませんでした。安いやつでもいいので絶対入っておいた方がよいです。今でも傷が残っていて初めての人はびっくりされます。 保険でカバーされたので通訳さんも毎回病院に来てくださり助かりましたが、1人だったらどうなっていたかと今でもヒヤッとします…」(30代・女性)

◆「私の場合は慣れた場所だからという油断からひったくりにあいました。 ちょっとした隙が原因だったと思いますが、 保険はお守り代わりです。 たとえ小額でもかけておくことをお勧めします。」(30代・女性)

実際の症状よりも「不安」が先だってパニックになることも。

◆「日本だとウニの棘ぐらいでは医者に行かないが、現地のホテルマンや大勢の地元の人に破傷風になると脅されて片道タクシーで30分以上の救急病院に治療に行かざるを得ない気持ちに自身が気持ちが追い込まれてしまった。(病院の医者にはこんな棘で・・と笑われました。)」(60代・男性)

体調が悪いときは、遠慮は禁物です。

◆「とにかくいろんな人の協力をもらってすぐに助けてもらうことが大事です。遠慮は禁物ですね。」(60代・男性)

いかがでしょうか。思わぬところで体調を崩したり、怪我やトラブルに巻き込まれることは、決して珍しいことではないようです。みなさまも、これらの体験談をご参考にしていただき、ぜひトラブルのない素晴らしい旅を楽しんでください。

  • 調査期間:2016年09月30日~2016年10月10日
  • ホテリスタメールマガジン会員 383名

この記事に関するお問い合わせ:
アップルワールド 広報担当(press@post.appleworld.com)

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