クレジットカードのトラブルを防ぐ4カ条
「帰国後に、ホテルから身に覚えのない請求が来た!」といった、クレジットカードにまつわる問題が増えています。海外においては、クレジットカードはサインをしなくても引き落とされることがありますので注意が必要です。トラブルを未然に防ぐために、ぜひ以下の内容をご一読下さい。
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チェックアウトの際に、明細書(フォリオ)の内容を 十分に確認する
たとえどんな高級ホテルでも安心は禁物!時間をかけてしっかり確認しましょう。
追加の支払がない場合、ホテルも“OK, Bye !”だけで特に明細は出さない場合があります。その場合はこちらから「明細をもらえますか?」と言って発行してもらいましょう。たいていの場合は「あ、いいよ」という感じで対応してくれるはずです。
★「二重請求」から身を守る!
チェックイン時に「プリペイド(事前払い)」のバウチャーを出していても、チェックアウトの時に「何も追加支払いはないよ!」と言われても、残念なことに宿泊代の二重請求は起きてしまいます。原因はフロントスタッフの勘違いや単純ミスによるものがほとんどで、デポジット用に提出したカードの番号に、そのまま宿泊代をチャージしてしまうことがあるのです。
そんな二重請求から身を守る1つの方法が、チェックアウトの時に必ず「請求明細」をもらうこと。フロントが「何も支払いはないから大丈夫」と言っても「書類が必要なのでください」と言って出してもらいましょう。
「支払い金額がゼロになっている明細書」を出してもらい、「支払いはないよね?」と再確認することでフロントのミスを未然に防ぐことが期待できるとともに、万一、二重請求が起きてしまった時も、その書類を添えてカード会社に連絡をすることで迅速に支払いを止めてもらう等の対応をとってもらいやすくなります。
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間違いがある場合は、すぐその場で訂正依頼を!
内容に誤りのある場合は、すぐその場で訂正を依頼してください。
例え間違いがあっても、それにサインしてしまった場合、あるいはサインをしなくても特に訂正を依頼しなかった場合には「自分が内容を確認した上で責任をもって了承した」とみなされ、ご帰国後に修正をするのは非常に困難です。 相当の時間を要するばかりでなく、場合によっては返金が不可能な場合もあります。
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追加の支払いがない場合は、クレジットカードの コピーを破棄してもらう
支払が生じていない場合には、目の前にでカード引き落としの用紙を破棄してもらうことが大事です。
「クレジットカードのコピーを破棄してください。」あるいは「クレジットカードのコピーを返してください。」といい、必ず破棄を確認しましょう。
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帰国後も明細書は一定期間保存する
ご帰国後の内容確認には、必ず明細書が必要となります。
例え支払いがない場合でも、明細書が「ゼロ」になっていることを確認したうえで、必ず一定期間(半年程度)保存するようにしてください。
それでも帰国後に、クレジット会社からホテル代の請求が来てしまったら
すぐにクレジット会社に電話をして事情を説明し、その金額については引き落としを止めるよう伝えてください。 その際に証明として、チェックアウトの時に受け取った明細の控えを合わせてFAXまたは郵送し、必要であればクレジット会社の方からホテルへ確認してもらいます。こうすれば、その金額は引き落とされることはありません。
※クレジット会社により異なる場合がありますので、必ずご契約のクレジット会社にお問い合わせ下さい。