RELEASE No.08-007

中国への旅行意欲に関するアンケート調査を実施


   「行ってみたい」「行きたくない」がほぼ半数に
食の安全・環境問題への不安感強く、人気は風光明媚な世界遺産


株式会社アップルワールド(以下、アップルワールド)は、運営する海外ホテル比較&予約サイト「アップルワールド.com」において『あなたは中国に行ってみたい?』と題したアンケート調査を9月に実施し、その結果をまとめました。

アップルワールドでは利用者・閲覧者を対象に、海外旅行の旬の話題に即したアンケートを毎月実施しています。今回は北京五輪で関心が集まる一方、食の安全や環境問題が問われる中国への旅行について、ユーザーがどう感じているか、また中国への旅行で興味があることは何かを把握するために調査したものです。

アンケート結果では、中国への旅行意欲について「機会があれば行きたい」との回答が全体の約4割と最も多い一方、前向きな人とそうでない人がほぼ半数ずつに分かれている状況が明らかになりました。「すぐにでも行きたい」「機会があれば行きたい」という人は男性で54.1%だったのに対し、女性では42.4%と男女で10ポイント以上の差が開いたのも特徴です。

「あまり行きたくない」「行きたくない」と回答した人にその理由を聞いたところ、全体の3分の1を占め最多だったのが中国製冷凍ギョーザの中毒事件や有害物質メラミンの混入した乳製品など、今年に入って噴出している「食の安全」に対する不安感。ほぼ拮抗して環境問題(31.7%)が続き、反日感情を上げる人も約2割いました。ただし、四川大地震を挙げる人はわずか3%と、ほとんど影響していないことがわかります。

また、中国旅行のニーズについても尋ねたところ、行き先では九寨溝、目的では世界遺産がそれぞれトップとなり、世界遺産に登録されている観光地への関心が非常に高いことが明らかになりました。全般的に風光明媚な景勝地へのニーズが強い一方で、オリンピックを終えた北京は1割以下にとどまり、あまり興味を引いていない様子もうかがえます。また、旅行実施の阻害要因として「食の安全」が挙がる半面、中国での食事を楽しみにする回答も多く、中国の旅行需要を促進させるうえでも食の安全対策の見直しが求められているといえそうです。


アップルワールドでは今後も海外旅行をテーマに、旬の話題に即した様々なアンケートを実施し、海外旅行を取り巻く課題を浮き彫りにできるような情報提供に努めてまいります。


<調査概要>

調査名: あなたは中国に行ってみたい?
調査期間: 2008年9月17日(水)~23日(火)
調査方法: アップルワールドが運営するサイト「アップルワールド.com」で実施
有効回答: 20代以下から60代以上まで351件(男性146件、女性205件)の回答が寄せられた。

報道機関からのお問い合わせ:
アップルワールド 広報担当(press@post.appleworld.com)